2010年07月31日

八坂神社の疫神社の夏越祭の茅の輪くぐり(2010.7.31)

八坂神社の石段と西楼門

西楼門をくぐって、まっすぐ先

 八坂神社の祇園祭は7月1日から31日にわたって数々の行事が行なわれますが、その最後の行事と言えるのが、7月31日に行なわれる八坂神社の中の疫神社の夏越祭の茅の輪くぐりで、これはお祭りが無事に終わった事を報告し、感謝するものです。
 八坂神社の中の疫神社は、八坂神社の石段を上がり、西楼門をくぐって、まっすぐ先の突き当たりにあります。 7月31日には疫神社の前の鳥居に直径2m強の茅の輪が作られ、茅の輪くぐりの為の行列が出来ていました。
 行列は20〜40人出来ていました。 茅の輪をくぐった後、社で1人づつ参拝していたので時間がかかっていたようです。
 茅の輪の横に、茅の輪を作った後の余った茅が置いてあったので、それを拾って「ミニ茅の輪」を作っている人がいたので真似をして作ってみました。(出来上がった茅の輪から茅を抜いてはいけません)

八坂神社の中の疫神社の夏越祭の茅の輪くぐりの行列

茅の輪をくぐる所

くぐった後、社で参拝

参拝後、茅の輪と西楼門を見た所

拾った茅で作ったミニ茅の輪

疫神社の駒札

 茅の輪について疫神社の駒札に説明されていました。 駒札に書かれている内容を書き写すと下記の通りです。 この説明によると拾った茅で作ったミニ茅の輪もご利益がありそうです。
 むかし祖神が諸国を巡って日暮れに宿を請うたところ巨旦将来は富み栄えていたのに貸さず、蘇民将来は貧しかったけれども粟穀で座をしいて粟の粥で手厚くもてなしましたので、「われはハヤスサノヲの神なり」といい、後年疫病が流行しても茅の輪をつけて「蘇民将来の子孫なり」といえば、災厄から免れしめると約束され、巨旦将来の子孫は皆絶えてしまいましたが、蘇民将来の子孫は今に栄えています。

こちらは八坂神社の本殿

本殿の前に祇園祭の厄除けちまきについての説明がありました



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2010年07月26日

祇園祭の《函谷鉾》(2010.7.13&17)

《函谷鉾》

 《函谷鉾》の7月13日の鉾が組み上がった時と7月17日の山鉾巡行の様子を紹介します。 《函谷鉾》の場所は四条烏丸と四条室町の間のこの辺です。
 函谷鉾は、くじ取らずの鉾として、鉾では長刀鉾に次いで第2番目に巡行し、鉾櫓、屋根の規模は大きい方です。 鉾の名前は中国戦国時代(紀元前403〜221)斉の孟嘗君(もうしょうくん)が函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて、関門を開かせて難を逃れたという故事にちなんでつけられたものです。

7月13日の《函谷鉾》

7月17日、《函谷鉾》が到着する所

7月17日、《函谷鉾》がだんだん近づいてきた所

【動画】函谷鉾が到着する所

 7月17日は午後12時40分ごろ、函谷鉾が到着する所を撮影しました。 函谷鉾は到着すると鉾の中から挨拶があり、観客と共に手締めをします。 他の鉾でもするのかと思ったら、何ヶ所か到着した所を見ましたが、観客と共に手締めをしているのは函谷鉾だけでした。
 動画で挨拶の途中から録画したので挨拶の部分はほとんど録画できていませんが、手締めの部分は録画できたので紹介します。 今年の挨拶は『皆様のご多幸をお祈りして・・・』というもので、一昨年は『皆様のお陰で無事に鉾の巡行を終える事ができまして・・・』というものだったと思います。

《函谷鉾》がちょうど目の前で止まりました

《函谷鉾》の到着した後の挨拶と手締め

《函谷鉾》が到着した後の様子

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2010年07月25日

祇園祭の《菊水鉾》(2010.7.16&17)

7月16日に四条室町から撮影した菊水鉾

 《菊水鉾》の7月16日の宵山と7月17日の山鉾巡行の様子を紹介します。 《菊水鉾》の場所は四条室町を少し下がったこの辺です。
 四条室町を下がると《鶏鉾》があり、四条室町を上がった所に、この《菊水鉾》があります。 四条室町を下がると道は広くなりますが、上がると道は狭くなります。
 7月16日の宵山の時は室町通りは四条から北は歩行者も南行き一方通行になっていて、四条室町から近づく事はできなかったので、宵山の時の写真は四条室町から撮影した写真しかありません。

7月17日に四条室町に到着する菊水鉾

菊水鉾が四条室町に到着して辻回し

 7月17日午後1時ごろ、《菊水鉾》が四条室町に到着する所を見学できたので、《菊水鉾》が四条通りの東から四条室町に近づいて、四条室町を曲がる最後の辻回しを撮影する事ができたので紹介します。 その後、《菊水鉾》が室町通りを上がって出発地点に戻りました。

菊水鉾の四条室町での最後の辻回しの様子

菊水鉾が室町通りを北上する所

《菊水鉾》が出発地点に到着した所

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2010年07月24日

祇園祭の還幸祭《三条会の中の八坂神社御供社で見学》(2010.7.24)

三条会のアーケード

和太鼓の演奏

 祇園祭の還幸祭を三条会の中の八坂神社御供社(又旅社)あたりで見学しました。 午後8時すぎに三条堀川から三条会のアーケードの中に入ると、多くの人が行き交っていて、途中で和太鼓の演奏もしていました。
 又旅社に近づくと神輿行列の先頭の馬や中御座神輿は、すでに又旅社の前に到着していました。 「八坂神社御供社(又旅社)」の場所は三条黒門北西角のこの辺です。
 又旅社に到着した頃に中御座神輿を差し上げ、行列は三条通りを東に行きました。 その後、東御座神輿、西御座神輿が到着して、又旅社の前でひと休みして、差し上げてから東に行きました。 又旅社のあたりは見学&撮影の場所としてはなかなか良かったです。 しかし、このあたりは道路が狭いので、お神輿が通ると両側に人1人くらいの隙間しかない所が多くあるので少し注意が必要です。

神輿行列の先頭の馬

中御座神輿は又旅社の前に到着

又旅社の前で中御座神輿を差す所

中御座神輿の後に続く行列

《八坂神社御供社(又旅社)》

又旅社の中の様子

東御座神輿が近づいてくる所

又旅社の前で東御座神輿を差した所

又旅社の前で東御座神輿を差して、再び、出発

西御座神輿が到着

西御座神輿が又旅社の前に到着して差す所

又旅社の前で西御座神輿を差す所

西御座神輿が出発する所

西御座神輿が出発して行列は終り

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2010年07月23日

八坂神社の御旅所のお神輿・還幸祭の巡行表

四条寺町東入るの八坂神社の御旅所

 7月17日(山鉾巡行の日の夜)の神幸祭で神輿三基が八坂神社から四条寺町東の御旅所(場所はこの辺)に行き、7月24日の還幸祭に神輿三基が御旅所から八坂神社に戻ります。 7月17日から24日までの1週間は、いつもは「お土産物売り場」になっている所に三基の神輿が鎮座して「お土産物売り場」は撤去されます。
 御旅所のお神輿の様子と7月24日の還幸祭の巡行予定表を紹介しておきます。 7月24日は土曜なので還幸祭を見学する人は参考にして下さい。

《西御座神輿》八角形の屋根が特徴

《中御座神輿》六角形の屋根が特徴

《東御座神輿》屋根は四角形です

御旅所の三基の神輿と

子供神輿

四条寺町東入るの八坂神社の御旅所

7月24日の八坂神社の祇園祭の還幸祭の巡行予定表

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2010年07月22日

祇園祭の《鶏鉾》(2010.7.16&17)

《鶏鉾》を南側から見た所

 《鶏鉾》の7月16日の宵山と7月17日の山鉾巡行の様子を紹介します。 《鶏鉾》の場所は四条室町を少し下がったこの辺です。
 室町通りは四条と綾小路の間だけ、意味もなく道が広くなっているように思えますが、祇園祭のこの時期は《鶏鉾》が建ったり、露店が出て、むしろ、狭く感じるくらいで、ここだけ道が広くなっているのも納得できます。
 7月16日の午後8時半頃に通りかかると多くの人が見学したり、鉾に上がる為の行列も出来ていました。

《鶏鉾》の中に多くの人が上がっています

関連グッズの売店と《鶏鉾》

《鶏鉾》の由来

《鶏鉾》が四条室町に近づいてきた所

 7月17日の山鉾巡行の日は午後1時すぎに四条室町あたりで《鶏鉾》の到着、四条室町の角を曲がる最後の辻回しを見学しました。
 近づいて見ると、「鉾にはブレーキはないので、くさび形の木片を車輪の下に噛ませて鉾を止める様子」や「辻回しの時に滑りやすくする為に車輪の下に竹を敷いて、水をかける様子」なども見る事ができます。 また、どういう合図で鉾を引き始めるのか見るのも面白いです。

鉾にはブレーキはなく、くさび形の木片を車輪の下に噛ませて鉾を止めます

車輪の下に竹を敷いて、水をかけて、滑りやすくします

【動画】《鶏鉾》の辻回しの様子

鶏鉾の最終コーナーの辻回し

《鶏鉾》が無事に出発地点に到着しました

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2010年07月21日

祇園祭の《月鉾》(2010.7.16&17)

宵山の《月鉾》

 《月鉾》の7月16日の宵山と7月17日の山鉾巡行の様子を紹介します。 《月鉾》の場所は四条の室町と新町の間のこの辺です。

 古事記によると「伊弉諾尊」が黄泉の国から戻り、禊祓いをされた時、左眼を洗って「天照大神」が生まれ、右眼を洗って「月読尊」が生まれ、その後、鼻を洗って「素戔鳴尊」を生まれました。
 「月読尊」は夜を支配した神ですが、水徳の神でもあり、《月鉾》は、この故事に由来します。 《月鉾》の先には、横約40センチ、上下約24センチの金色の三日月が取り付けられています。

 7月16日の宵山では《月鉾》に上がる為の長い行列が出来ていて、『月鉾拝観列最後尾』という看板も出ていました。 7月14日と15日の宵山は雨模様だったので、14日か15日に来るつもりだった人が16日に来て、多くの人出になったのかも知れません。 「月鉾拝観券又は、月鉾オリジナルグッズをお持ちの方のみ、お並び下さい」と書いてあったので、何か買えば鉾に上がれるようです。 長い行札に並ぶのは好きではないので、次の山鉾を見学する為に移動しました。

『月鉾拝観列最後尾』の案内

《月鉾》の様子

宵山の《月鉾》

月鉾が河原町御池に到着する所

 7月17日の山鉾巡行は、まず、河原町御池で見学しましたが、ちょうど、月鉾が到着する所でした。 そして、河原町御池を曲がる辻回しが行なわれました。 ちょうど、河原町御池に着いた時に月鉾が到着したので、撮影場所がどこが良いか探しながら撮影したので辻回しの動画を撮ったのですが、あまり良いタイミングで撮影する事は出来ませんでした。
 その後、鉾の到着の様子を撮影する為に、四条室町あたりに移動したのですが、他の鉾を撮影していたので、月鉾は到着した後しか撮影できませんでした。

月鉾が河原町御池に到着する所

月鉾が河原町御池を辻回しする所

月鉾が出発した所に到着した後

月鉾が到着して片づけを始める所

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2010年07月20日

祇園祭の《船鉾》(2010.7.16&17)

《船鉾》

 船鉾の7月16日の宵山と7月17日の山鉾巡行後の鉾を解体する様子を紹介します。 船鉾の場所は新町綾小路を少し下がったこの辺です。
 船鉾は日本書紀に登場する神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅出船の説話により鉾全体が船の形をしていて、特徴のある形で人気のある鉾の一つです。 船首には中国の想像上の瑞鳥である金色の鷁(げき)、船尾には飛龍文様の舵を付けています。
 船鉾拝観は700円ですが、それでも人気があり、行列が出来ていて、夜10時前に行った時は新規拝観の受付は終了していて、それまでに並んでいた人が鉾に上っていました。

《船鉾》船首には中国の想像上の瑞鳥である金色の鷁(げき)

船鉾拝観 700円

これから鉾に入る人たち

《船鉾》に入った人たち

【動画】《船鉾》の車輪を外す所

 7月17日に《船鉾》の前を通りかかると鉾の解体中で、ちょうど、車輪を外している所でした。
 梃子の棒を入れて、鉾を少し持ち上げて、車輪を外します。 この車輪が重いので左右と前後の6人がかりで支えながら転がして倉庫まで運びます。 おそらく、横に倒してしまうと簡単に立てる事は出来ないので、横に倒す事はないと思われます。
 

《船鉾》の車輪を外す前

車輪を外す為に鉾を持ち上げるのに梃子(てこ)の棒を入れた所

外した車輪を倉庫に片付けて、どんどん解体してゆきます

posted by 京都情報 at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7月のお祭や行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

祇園祭の《長刀鉾》(2010.7.16&17)

《長刀鉾》を西から見た所

 長刀鉾の7月16日の宵山と7月17日の山鉾巡行の様子を紹介します。 長刀鉾の場所は四条烏丸を少し東に入った所、大丸京都店の少し西のこの辺です。
 実は7月17日の山鉾巡行の日は行く時間が少し遅く、巡行が終わって到着した直後に行ったので、17日は到着後の写真になりますが、16日の宵山は鉾の中に入ったので、そちらを主に紹介します。
 長刀鉾の売店で何か買うと(500円で手拭い、栞、根付けなど)鉾に上がれます。 午後10時20分頃に行ったら鉾には多くの人が上がっていましたが、上がれるのは午後10時半頃までのようでギリギリに入ったら次第に人が少なくなり、ゆっくり見学できました。

長刀鉾を横から見た所(多くの人が上がっています)

建物の中に入って階段を上がると

色々な展示物

渡り廊下を渡ると

鉾の中(まだ、人は多い)

長刀鉾から外を見た所

長刀鉾から渡り廊下と建物を見た所

長刀鉾の中の様子

鐘と笛の演奏が練り歩いています(長刀鉾から見た所)

提灯の灯りも消えたので

鉾から出て長刀鉾を見た所

8月17日の長刀鉾の巡行を終えて到着した所

8月17日の長刀鉾の巡行を終えて到着した所

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2010年07月18日

祇園祭の八坂神社・神幸祭(2010.7.17)

円山公園側の鳥居

 7月17日の祇園祭の山鉾の巡行の後、三基の神様が乗ったお神輿が八坂神社から各町内を回って、御旅所に行き、24日の還幸祭で御旅所から八坂神社に戻ります。
 午後5時前に行くと最初のお神輿の《中御座神輿》が拝殿から出て、拝殿のまわりを回る所でした。 そして、《東御座神輿》《西御座神輿》が拝殿から出されて、南楼門から出て行きました。
 その後、西楼門の前、四条東大路の三叉路で三基の神輿が集まり、その後、お神輿は各町内に向かいました。(以降は写真の下の説明を参考にして下さい)

《中御座神輿》が拝殿のまわりを回る所

《中御座神輿》が拝殿のまわりを回る所

《中御座神輿》が南楼門から出てゆく所

その後、お祭の行列が南楼門から出て行きました

《東御座神輿》が拝殿から出さる所

《東御座神輿》を本殿前で差し上げる所

《西御座神輿》が拝殿のまわりを回る所

《西御座神輿》を本殿前で差し上げる所

《西御座神輿》が南楼門を出て行く所

《東御座神輿》を西楼門前で差し上げる所

西楼門の前(四条東大路)に三基の神輿が並んだ所

《東御座神輿》が東大路通りを北上して行く所

《西御座神輿》が四条通りを西に向かって行く所

posted by 京都情報 at 20:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 7月のお祭や行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする