京都市には『市長への手紙』というシステムがあり、説明文の一部を抜粋すると次の通りで、郵送とインターネットのフォームで手紙を送る事ができます。 http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000017307.html 京都市では,市民の皆様の市政への参加を図り,開かれた市政をより一層推進するとともに,行政施策の充実に資することを目的に,市民の皆様から広く市長に対するご意見,ご提案などをお聴きする「市長への手紙」制度を実施しています。(省略) お手紙は,市長自らが目を通し,関係部署において,その内容の調査・検討を行ないます。 https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000017308.html 返答を希望される方は,返答希望にチェックしていただきましたら,市長名のお返事を差し上げるか,または,関係部署から直接返答させていただきます。
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説明文を読むと「ずいぶん、(市民の声を大事にした)民主的な運営をしている」と思うかも知れませんが、実態は『看板に偽りあり』という状態でした。 具体的に「京都市職員(部署)がやるべき事をやっていない(職務怠慢がある)」という内容を送ると、問題の京都市職員(部署)から、「すでに回答したので、これ以上の回答はしない」という返答が来たのです。 そこで『市長への手紙』を担当している部署に電話をして「市長は、この様な返答をした事を承知、了解したのか?」と質問した所、「市民が送った手紙は市長は見ている」「返答については市長は(承知・了解していないどころか)読んでいない」と言うのです。
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【調査結果と返答内容が大事】 「市長がすべての返答を書けない」というのは仕方がないでしょうが、「市民からの手紙」の内容より「調査した結果、どの様な返答をしたのか?」が大事な筈です。 『市民からの手紙』は偽名で送る事も出来るので、中には「ガセネタ」「実態と違う情報」「嘘」もあるでしょうから、それを市長が読んでも無意味で、それより「調査結果」「それに対する対応」「どの様な返答をしたのか?」が大事な筈です。 特に今回の様に「京都市職員(部署)がやるべき事をやっていない(職務怠慢がある)」という内容については『調査結果・返答の内容』が大事な筈で、「すでに回答した通りで、これ以上の回答はしない」という返答なら「具体的に、すでにどういう回答をしたのか?」と確認しないと「市民からの(職務怠慢があったという)言い分が正しいのか?」「すでに回答済みという対応で正しいのか?(本当にすでに回答したのなら同じ回答をすれば良いだけですが…)」の判断は出来ない筈です。
【市長はバカ殿と同じ?】 「市長は返答の内容すら読まない」というのなら、『言いたい事があれば話は聞いてやるが、何もしない』というバカ殿と同じではないでしょうか? そんな子供でもわかる様な事を、一般市民から指摘されるまで野放しにしている側近も同様に無能なのか、それとも、トップがバカ殿の方が自分たちが好き勝手にできるので、故意に野放しにしている『タチの悪い白蟻たち』なのか、どちらなのでしょう。
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【結論】 現状では「『市長への手紙』というシステムを作って真面目に対応しているフリをしているだけ」としか思えないです。 「市長が返答を読んで『これで良い』という内容を市民に返答するべき」「それをやらないのなら『市長への手紙』という表現は誤解を招くので、例えば、『市長への手紙《但し、返答については市長は、一切、関与しません》』という名前に変更するべき」と書いて送っておきました。 もし、何か返答があれば、ここに追記したいと思います。
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【頓珍漢な返答が来ました】 『「市長は返答の内容すら読まない」のなら『言いたい事があれば話は聞いてやるが、何もしない』というバカ殿と同じ』という件について、具体的に下記の様に書いて送りました。 --------------------- from --------------------- @「市長が回答に目を通して問題はないと判断した上で回答する」というやり方にする。 A@を実施せず、現状のやり方を続けるのなら『市長への手紙』という表現は誤解を招くので表現を変える。 ---------------------- end --------------------- すると、彼らは日本語が理解できないのか、この件について「Yes」「No」とも答えず、頓珍漢な返答が来ました。 その内容を紹介すると下記の通りです。 --------------------- from --------------------- 「市長への手紙」の制度は,本市の「広聴事業」の一つとして,本市の市政に関するご意見,ご要望,ご提案などをいただく制度として実施しております。いただいたご意見につきましては,全てを市長に報告(供覧)するとともに,回答をご希望されるお手紙については,該当する事務を所管する部局が作成した回答原案に基づいて,「市長への手紙」を担当しております市長公室が回答を作成し,行政機関であり市の組織の代表としての市長の名で回答しております。(なお,案件によっては,所管する部局から直接お返事させていただく場合もございます。) 本市では幅広い分野の市政業務を行っており,その全てを市長が決定し,行っているわけではございませんし,全てを市長が決定することは困難です。したがいまして,市長の下に各業務を担う部局があり,職員がいます。この「市長への手紙」制度につきましても,そうした市政業務の一つとして,市長公室が所管し,実施しております。 以上のことにつきまして,何卒ご理解いただきますようお願いいたします。 ---------------------- end --------------------- 長々と書かれていますが、ここでは現状を説明しただけで、こちらの《提言》について何も返答していません。 ここに書かれた説明文では、やはり『市長への手紙』という表現は不適切で『市長の側近への手紙』という表現が適切でしょう。側近(市長公室など)が処理するのに『市長への手紙』という表現を使うのは日本語として間違っています。 側近しか読まないのなら税金の無駄遣いなので『市長への手紙』なんかやめて、職員を削減して経費節減をした方が良いでしょう。 側近たちにとっては、上にバカ殿がいた方が自分たちは好き勝手が出来るので都合が良いのでしょう。 |
2012年03月30日
京都市の『市長への手紙』の問題点《市長はバカ殿と同じ?》
この記事へのコメント
私は市長は良く目を通して下さっていると思いますし、良いアイデアは採用してくださっていると思うので、楽しいですよ。市長はかなりIQの高い方だと思いますので、馬鹿殿なんて失礼です。いつも着物をきて、京都を宣伝して、あれはなかなか出来ることではありません。誠実な方だと思います。
Posted by 高本和美 at 2016年11月01日 21:01
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