2012年01月06日

《食べログ》での不正?【NHKの報道は公平・中立なのか?】

【NHKで《食べログ》について紹介】
 今朝<2012.1.6 07:30頃>、NHK総合の「おはよう日本」で「《食べログ》での不正?」について紹介されていました。概略は次の通りです。

 《食べログ》では読者の評価を集計して表示させている。 飲食店に「お金を払えば《食べログ》での評価が高くなる様にします」と営業している業者があり、それを利用した飲食店のコメントも紹介。 《食べログ》を運営している会社は「行為の停止を要請、法的措置も視野に対応」とコメントしているという内容でした。

 さて、これを「不正」と糾弾して、「法的措置」が取れるでしょうか?  もし、ある業者が社員やアルバイトに「このお店を利用して良いと思ったら《食べログ》に良いと評価してね(良いと評価をしたらバイト代を払う)」と言って、《食べログ》に良い評価をしたら、「不正」と言って、「法的措置」が取れるでしょうか?

 番組では「実際に利用せずに評価したのか?」という所まで言及しておらず、こんなやり方では「中立・公平の立場であるべきマスコミ」「まして、NHK」の報道として不適切で、これでは一方の肩を持った(《食べログ》の肩を持った)報道と言えるのではないでしょうか?


【《食べログ》のサイト自身の問題点】
 《食べログ》のサイト自身にいくつかの問題点があります。 まず、これは聞いた話ですが「《食べログ》に自分の店が掲載され、同業他店と思われる人から(事実無根の)悪い評価をされて迷惑をしているので削除を依頼しても、ろくに調査もせず、削除もされない」という事です。(あくまで聞いた話で真偽を確かめた訳ではありません)

 次は自分自身が経験した事で、こちらのページでも紹介していますが、このブログの写真を勝手に「引用」と言えない形で使われたので、削除依頼したのに、削除されるまでに時間がかかり(約3週間)、「今後、このブログの写真は利用するな!」と言ったのに、その後も勝手に使われました。(勝手に使われていたら、いちいち、自分で確かめて「削除依頼の連絡をしろ」と言うのでしょうか? 「自動で使ってしまった」と言い逃れをするつもりかも知れませんが、そんなシステムで運用しているのが間違いで、きちんと対応できるシステムが出来るまで休止するべきでしょう)


【実際の被害者は《一般利用者》】
 《食べログ》は、一般利用者の意見を集めているサイトで、「一般利用者の意見の中には偏向したものもある」というのは当り前で、それがわかっていれば「1つの参考意見として捉えて下さい」という注意を明記するべきです。 そして、「**TOP100」などと表示されると、それを見た人は「信用できるデータではないか?」と思うのは当然で、《食べログ》が「**TOP100」を表示したいのであれば「偏向した意見を排除する方法」を確立した上でやるべきです。
 今回は「意図的に良い評価」をした事を問題にしていますが、反対に(ライバル店が)「意図的に悪い評価」をしたケースも、当然、考えられます。

 《食べログ》は、あたかも自分が被害者かの様に「法的措置も視野に対応」という態度を取っている様ですが、実際の被害者は「一般利用者」であり、「善良な飲食店」である筈です。 それなのに《食べログ》の「一般利用者(や善良な飲食店)に迷惑をかけた」というコメントはNHKのこの番組では紹介されていませんでした。 「中立・公平の立場であるべきマスコミ、NHK」の報道として、その様な《食べログ》の問題点を指摘しなかったのは「片手落ち」と言えるでしょう。

posted by 京都情報 at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の情報・日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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