2011年08月03日

滋野井(麩嘉の井戸)《京都のおいしい水 第20回》

麩嘉の店の前ではなく

店の横の駐車場の柳の木の下に《滋野井》

全硬度《50》ほど

 生麩の老舗・麩嘉の店前に復活した《滋野井》があるというので、数回、行った事があるのですが、曖昧な記憶のみで行ったので場所がわからなかったり、麩嘉のお店は見つかったものの、《滋野井》がわからなかったのですが、ようやく、見つけました。 場所は下立売西洞院下がる西側のこの辺で、京都府庁の南西あたり、旧滋野中学の南あたりになります。(滋野中学は少子化による統廃でなくなったのですね)
 最初、「店の前」と聞いていて、店の前には木の樽が置かれていたので、これかと思ったのですが、樽の中には金魚が泳いでいて、この樽に注ぎ込まれている水もなく、終了したのかと思ったのです。 近くまで来た時に前を通ると、麩嘉の店の前ではなく、店の横(南側)の駐車場の柳の木の下に石の鉢が置かれていて蛇口もあって《滋野井》がありました。 石の鉢の上の掲示板に《滋野井》の歴史が説明されていました。

 平安時代、このあたりに公卿で学者の滋野貞主の邸宅があり、その敷地に名水が湧き出ていて「滋野井」と呼ばれていました。 「滋野井」は明治、大正、昭和にも水を湧かせていて、岩倉具視も見に来たという事ですが、戦後しばらくして、井戸が涸れたので、地下60mまで掘って《滋野井》が復活したとの事です。

 『この水は殺菌処理水ではありません。必ず熱処理して下さい。そのままの飲りょうは、さけて下ださい』という注意書きがありました。 水を汲んだり、水温やpHを測定していると、自転車に乗って近所の人が水を汲みに来ていました。
 全硬度《50》ほど 、水温は22.0℃ほど、外気温は31.8℃ほど、pHは6.9ほどでした。(pHは7.0が中性なので、ほぼ中性です)

店の前の樽の中には金魚

注意書きと石の鉢と蛇口

石の鉢の上の掲示板に《滋野井》の歴史が説明されています

石の鉢の上の掲示板の《滋野井》の歴史の説明
《クリックすると大きな画像で表示されます》

 《京都のおいしい水》シリーズで紹介している判断基準を紹介しておきます。

・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。

 従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。

《京都のおいしい水》の地図

より大きな地図で 京都のおいしい水 を表示


posted by 京都情報 at 22:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 京都のおいしい水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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