境内に入ると左手に手水鉢があり、その奥に池があり、池に注ぎ込んでいる水の横に《金運清水》の説明文がありました。 説明文の全文を紹介すると次の通りです。 大黒寺は江戸時代のはじめに薩摩藩の祈願所となり、薩摩寺とも呼ばれました。 本尊は七福神のひとつで、頭巾をかぶり左肩に大きな袋を背負い右手にうちでの小槌をもち蓮台の上に立つ、出世大黒天。 秘仏大黒天は金張のお厨子の中に安置され、毎月1日にはお水が、15日には護摩が焚かれます。 境内に湧く「金運清水」は、平成13年(2001年)に新しく掘られた井戸です。 大黒天に供えられる霊験あらたかな水といわれ、金運良好、資産増加、厨房守護、子孫繁栄などのご利益があるといわれています。 今回から《全硬度》を測定してみました。硬度とは水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンを炭酸カルシウムの量に換算したもので、日本の水は軟水(約20〜100mg/L)が多く、ヨーロッパなどでは硬水が多いです。 今まで紹介した分も、再び、訪れた時に測定してみようと思うのですが、測定試薬が1回分約150円かかるのでちょっと負担になります。 (ちなみに水温とpHはデジタル測定器を購入したので1回あたりの測定費用は特にかかりません) 水温は19.5℃ほど、外気温は34.1℃ほど、pHは6.3ほどでした。(pHは7.0が中性なので、やや酸性です) | |||||||
《大黒寺》の駒札
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《大黒寺》の本堂
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《大黒寺》の手水鉢
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手水鉢の向こうにある池
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池に注ぎ込む水と《金運清水》の説明文
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池に注ぎ込む《金運清水》
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境内に咲いていた紫陽花
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・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。
従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。
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