2010年03月22日

千本釈迦堂《新型の観光舞妓・阿亀桜・千本釈迦念仏》(2010.3.22)

千本釈迦堂の南門

三門の手前の桜は咲き始め

 千本釈迦堂(大報恩寺)に《阿亀桜(おかめざくら)》と《千本釈迦念仏》の様子を見に行ってきました。室町期に始められたという《千本釈迦念仏》は「遺教経」を千本式の唱え方で奉誦されます。《千本釈迦念仏》は午後2時からで行くのが遅かったので終わっていましたが、涅槃図が公開されていたので写真を撮ってきました。
 南門から入ると三門の右手前の桜が咲き始めていました。 そして、三門をくぐると正面に《千本釈迦堂の本堂》、右手に《阿亀桜(おかめざくら)》があり、咲き始めから見頃という感じでした。 近づいてみると、まだ、つぼみもありましたが、かなりの花が咲いていました。
 その後、本堂の中に入ると、ほとんどのお寺では本堂の中は撮影禁止ですが、ここは何人もの人が写真を撮っていました。 案内の人も横にいたので、ここでは撮影可のようです。
 西陣という地名は、応仁の乱の時、西軍が陣を置いた事に由来していますが、千本釈迦堂は京の町を焦土と化した応仁の乱の中で、唯一、焼けずに残ったお寺で、京都市街で最古の木造建築として国宝の指定を受けています。 千本釈迦堂の場所はこの辺です。

正面に《千本釈迦堂の本堂》、右手に《阿亀桜》

《千本釈迦堂の本堂》をバックに《阿亀桜》のアップ

《阿亀桜(おかめざくら)》の全景

千本釈迦堂の駒札

千本釈迦堂の本堂の入り口

慈雲観音菩薩像

お賽銭箱の横にもおかめの面


涅槃図(ねはんず)お釈迦様のご臨終の様子を描いたもの

千本釈迦堂の本堂から写した写真

本堂に入ってくる舞妓姿と旦那姿

 そろそろ、帰ろうと思った所で、舞妓姿と旦那姿とお付の人の3人が本堂に入ってきました。 素人が変身した観光舞妓はあちこちで見かけますが、こういうパターンが始めてなので、果たして本物なのか、素人が変身した観光舞妓なのか、しばらく、様子を見ていました。
 本堂で2人はお参りをして、外人から声をかけられて写真を撮られて、そして、桜の前でお付の人が写真を撮っていたので、これで観光舞妓に「間違いない」です。
 千本釈迦堂は上七軒に近く、「旦那風と2人」という新型で、また、北野天満宮や平野神社と違って千本釈迦堂はマイナーな観光地なので(観光舞妓ならメジャーな観光地を好むでしょうから)、判断するのに少し時間がかかりましたが、お付の人の様子を見ていれば本物かどうかわかります。 お付の人があれこれと説明をしていたり、写真を撮っていたら観光舞妓です。

本堂でお参りをして

外国人に写真を撮られて

桜の前でお付の人が写真撮影(これで観光舞妓に「間違いない」)

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posted by 京都情報 at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 3月のお祭や行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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