2010年01月11日

京都市消防出初式(2010.1.10)

観覧席案内図

市長らが座っているA観覧席
中心に式典は進行

 《京都市消防出初式》に行ってきました。 《京都市消防出初式》が行われたのは京都会館前のこの辺です。
 要点を簡単に説明すると「古来の火消しなどの紹介はない」「8割くらいは行進や行列」「最後に救命や消防の訓練に実演がある」「A観覧席中心に進行」という所です。
 会場の中央に紅白の幕で飾られたA観覧席があり、ここには京都市長や京都市消防局長が座り、その両側は有料席になっているようです。
 《京都市消防出初式》の最初は消防署員が行列し、その前を消防所長や市長がオープンカーに乗って通ります。 プログラムには「消防隊員の観閲」と説明されていました。 広辞苑には『観閲=自衛隊・警察などの長が、その部隊を査閲(実地に検査すること。特に軍事教育の成績を査閲官が実地にしらべること)すること』と説明されていました。 つまり、出初式というのは「市民に消防の理解を深めてもらう為のイベント」ではなく、消防署内の儀式を市民も見学できる」というものなのですね。 だから、ほとんどのプログラムは「A観覧席」中心に行われて、中には(後で説明するカラーガード隊の演技など)無料の「一般観覧席」の人にはまったく見えない状態です。 これは戦前からの考え方を引き継いでいるものと思われますが、考え方の改革が必要なのではないかと思われました。
 前半は行進や挨拶などの退屈なイベントが続いたので会場を歩き回ってみました。

消防所長や市長の観閲

こちらは一般観覧席(無料)

こちらはB観覧席(有料)

このような行進が中心(敬礼をしているのはA観覧席の前だけ)

カラーガード隊の入場

カラーガード隊の退場

【動画】カラーガード隊の演技


 ちょうど、「A観覧席」の反対側で写真を撮っていた所でカラーガード隊の演技が始まったので後から見る事ができましたが、カラーガード隊の演技は「A観覧席」の前だけで行われていたので(行進して行う演技ではなかったので)、「B観覧席」「一般観覧席」に座っていた人は、ほとんど見る事はできなかったでしょう。

 「誰の為に行うイベントか?」「何の為に行うイベントか?」を考えて、もう少しやり方を考えた方が良いでしょう。

【動画】消防車の到着

 その後、消防車が到着して、消火訓練の実演が行われました。 消火の為に放水の中、はしご車で救助の訓練も実演されていましたが、冬なので、これを見て観客の何人か「寒そう」と言っていました。
 迫力があったのは、最後の《20mのはしご車からの放水》です。 後で写真で確認すると、20mのはしごをすべて伸ばしてはいなかったですが、はしごの下は自動車で(地中に杭を打ち込んでいる訳ではなく)安定が良いとは言えず、風が吹くと危険な作業でしょう。 この日はあまり風は吹いていなかったので良かったです。

ヘリコプターも登場

放水の中、はしご車で救出

20mのはしご車から放水

【動画】20mのはしご車から放水の終了

はしご車から放水

posted by 京都情報 at 06:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 1月のお祭や行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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