2009年09月27日

大豊神社の狛鼠、狛猿、狛鳶、狛狐たち

大豊神社の一の鳥居

まっすぐ続く参道(右手に清宗庵)

 大豊神社(おおとよじんじゃ)はかつて椿ケ峰天神(つばきがみねてんじん)と呼ばれていて、背後にある椿ケ峰の山中にあり、寛仁年間に現在地へ移動した古い神社です。 ここに神のお使いの狛鼠、狛猿、狛鳶、狛狐たちがいるという事で行ってきました。 大豊神社の場所は南禅寺の北北東1kmほど(徒歩20分弱)のこの辺です。

 鹿ケ谷通に大豊神社の案内の看板があったので、そこから東に入ると一の鳥居があります。 ここから両側に人家がある道を歩いて、哲学の道も通り越して、右側に大きな料亭(清宗庵)があり、その先に二の鳥居があります。 鳥居の横にいるのは普通の狛犬です。
 二の鳥居をくぐると左手に手水舎があり、『椿ケ峰の御神水』と書かれていましたが、手水鉢には水は注がれていませんでした。 しばらく、雨が降っていないので、山からの湧き水は枯れたのでしょうか?

 その先の拝殿、三の鳥居に進んでも普通の狛犬しかいません。

大豊神社の二の鳥居

二の鳥居の左手の手水舎

拝殿

三の鳥居

本殿

本殿横の案内

 本殿まで来ると「愛宕社 狛鳶(コマトビ) 日吉社 狛猿(コマザル)」の案内がありました。 本殿から左に行くと1つの屋根に左側に愛宕社、右側に日吉社があり、その手前に狛鳶(コマトビ)と狛猿(コマザル)が鎮座しています。 狛猿の表情は、新日吉神社のご神猿と比べて愛嬌があります。

1つの屋根の左側に愛宕社、右側に日吉社

左側の愛宕社の狛鳶(コマトビ)

右側の日吉社の狛猿(コマザル)

 本殿から右に行くと、美田稲荷社があり、お稲荷さんといえば狐で、鳥居の前には狛狐がいます。
 その先にあるのが大国社で、その両側には狛鼠がいます。 左右の狛鼠の格好はずいぶん違います。 左側の狛鼠は妊娠して、お腹が大きいのかと思ったら、長寿を表す水玉(お酒)を抱いているそうです。 右側の狛鼠は立ち上がって学問を表す巻物を持っています。 大国社には縁結び・学業・子授け・安産のご利益があるそうです。

美田稲荷社と狛狐

大国社と狛鼠

左側の妊娠しているのかと思ったら水玉(お酒)を抱いている狛鼠

右側の立ち上がって巻物を持っている狛鼠

posted by 京都情報 at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | お寺や神社の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック