2009年09月05日

赤山禅院《鬼門除けの猿》

《赤山禅院》の拝殿の屋根の上に注目

屋根の上の猿をズームで撮影

 京都御所の北東、比叡山の手前に《赤山禅院(せきざんぜんいん)》があり、拝殿の屋根の上に猿がいて、拝殿には『皇城表鬼門』と書かれています。

 京都御所の「猿が辻」のページで説明した京都御所の鬼門除けの猿がここにもいます。 某サイトでは「京都御所の猿が辻の猿と向き合っている」と説明されていますが、上空からの写真を見ても拝殿はほとんど南向きで、わずかに西に向いており、この角度では京都御所の方向を向いているとは言えません。(正確に南向きか、京都御所の南西向きに建てなかったのか少し疑問に思う所です)

 赤山禅院の場所はこの辺です。 縮尺を75000分の1にすると京都御所の北東の方向にある事がわかります。 しかし、東北よりやや北よりにありますが、平安京が出来た時の大内裏(平安宮)は,現在の北は一条通、南は二条通、西は御前通、東は大宮通のエリアにあったそうなので、平安宮から見ると北東の位置になるのでしょう。

右手に『皇城表鬼門』の表示

上空からの写真(ほぼ南向き)

《赤山禅院》の鳥居

鳥居をくぐると長い参道が続く

 赤山禅院はちょっと変わっていて、比叡山延暦寺の別院で、お寺なのに鳥居があり、『赤山大明神』と書かれています。 比叡山延暦寺は平安京や京都御所の鬼門除けに建てられてお寺なので、その別院である赤山禅院が鬼門除けの役目をしているのも納得できます。

 赤山禅院は、遣唐使として中国に渡った慈覚大師円仁が山東半島にある赤山に立ち寄って明神に参拝をし、帰国の時、嵐に遭い船が転覆しそうになりましたが、赤山明神の泰山府君に護られて事なきを得たので、慈覚大師は比叡山西麓へ勧請を約束し、その弟子である天台座主・安慧(あんえ)が、仁和4年(888年)、師の慈覚大師円仁の遺命によって、泰山府君を祀って守護神として創建されました。 赤山禅院は、泰山府君を祀っているので陰陽道の信仰も集めています。

 そんな訳で神仏混合のお寺になっています。 赤山禅院は紅葉が美しく、平安時代には、紅葉は頃、境内の池に船を浮かべて宴が催されたという事なので紅葉の時期にも訪れてみたいと思っています。

階段を上がると境内

赤山禅院の説明の駒札

《赤山禅院》の神殿の前の正念誦(正念珠)

最後に屋根の上の猿のアップをもう1枚紹介



posted by 京都情報 at 09:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の鬼門封じの猿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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