京都は地形的に「鬼門」である北東には比叡山があり、邪気の侵入を防ぐ役割をしていて、比叡山には延暦寺を建立しています。 比叡山の琵琶湖側の麓には日吉大社があり、日吉大社では猿が神の使いで「神猿(まさる)」と言って、「神猿」は「魔去る・勝る」に通じる事から猿を祀ったと言われています。 また、方角を十二支で表現して、北東と対角の方角である「猿」を「鬼門」の「邪気封じ」に祀ったと言われています。 桃太郎が鬼退治の家来に「犬」「猿」「きじ」を連れて行ったのも「鬼門」と対角の方角の動物なので鬼退治の助っ人になるという事から連れて行ったと言われており、北東の方角は「丑寅」なので鬼の頭には「牛の角」があり、「虎柄のパンツ」を穿いていると言われています。 | |||||||||||||||||
京都御所の猿が辻の猿
|
《幸神社》の本殿の北東にも猿が祀られています。 こちらの猿は格子の向こうの本殿の軒下にあり、よく探さないと見つかりません。 また、京都御所の猿が辻の猿も、《幸神社》の猿も、東の方向(猿の顔は北東の方向)を向いています。 《幸神社》の場所はこの辺です。
|
|
《幸神社》の本殿
|
《幸神社》の説明文
|
|
|
格子の奥の○印あたりに猿
|
絵馬には猿の絵
|
|
《幸神社》の本殿の東北角の《猿》
| |
【京都の鬼門封じの猿の最新記事】