下鴨神社には3つの手水鉢があり、それぞれ、違う井戸の水のようなので、順番に紹介します。
【御手洗−三本杉】 まず、市バス下鴨神社前から下鴨神社の西門から入ると右手に手水舎があります。 ここは3つの中でメインストリートから、一番、近く、自転車で乗り入れが出来るので、水を汲みに来る人は多いです。 《三本杉》の手水舎の場所はこの辺です。 水温は22.5℃ほど(下鴨神社の3つの水の中で水温は、一番、高かったです)、pHは6.7ほどでした。気温は30℃位でした。 | |||||||||||||||||||||||||||
《三本杉》の手水舎
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《三本杉》の説明の駒札
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《三本杉》の手水鉢(水の注ぎ口は3ヶ所)
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次は楼門の前の鳥居の横の手水舎です。 一番、大きな手水舎で、木の舟の上に石の手水鉢が置かれています。 《直澄(ただす)》の手水舎の場所はこの辺です。 水温は18.8℃ほど(下鴨神社の3つの水の中で水温は、一番、低かったです)、pHは7.2ほどでした。気温は30℃位でした。 (pHは7.0が中性なので、測定誤差があるかも知れませんがややアルカリ性です)
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《直澄》の手水舎
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《直澄》の説明の駒札
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《直澄(ただす)》の手水鉢(水の注ぎ口は4ヶ所)
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《御手洗社》は湧き水のある場所に社を建てたもので「井戸の上の社」という事から《井上社》とも言われています。 湧き水の湧き出ている所を「御手洗池」、そこから水が流れ出した先を「御手洗川」と言います。 以前は水が湧き出ていたのでしょうが、おそらく、今は井戸を掘ってポンプで汲み上げているものと思います。 注ぎ口は1ヶ所で、水の出る量も少ないので多量の水を汲むのは控えた方が良いでしょう。 《御手洗社(井上社)》の場所はこの辺です。 水温は19.5℃ほど、pHは6.9ほどでした。気温は30℃位でした。 (pHは7.0が中性なので、ほぼ中性です)
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水源地
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《御手洗池》
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《御手洗社(井上社)》の手水鉢(舟の形をしている)
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《京都のおいしい水》についての注意事項などはこちら
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・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。
従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。
《京都のおいしい水》の地図 |
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毎年環境庁により水質検査が行われており、最高級の特Aが与えられています。
水質不合格の場合は、水道水への切り替えを指導されます。徹底しているとのことです。
したがって手水舎に湧き水を使用しているところは、問題ありません。
お寺さんでも湧き水を使用しているところがありますが、こちらも環境庁の指導がされています。