2009年08月18日

藤森神社(不二の水)《京都のおいしい水 第12回》

《藤森神社》の拝殿

《藤森神社》の本殿

 京都伏見深草にある《藤森神社》は平安遷都以前から祀られている古い社です。 また、《藤森神社》は端午の節句に武者人形を飾る菖蒲の節句発祥の地です。 《藤森神社》の場所はこの辺で、電車なら京阪墨染駅かJR藤森駅から歩いて数分です。

 《藤森神社》の境内にある《不二の水》は「2つとないおいしい水」という意味で、武運長久・学問向上、勝運を授ける水として信仰されています。 この場所には昔から井戸があったのですが、何度か枯れ、現在、地下90mから汲み上げている神水は3代目だという事です。

 《藤森神社》の拝殿の手前の左手に手水舎がありますが、ここではなく、本殿の右手(東側)にある石組みから《不二の水》が出ています。 夜8時半頃に行っても水が出ていたので水は24時間出ているのかも知れません。

 水温は20.5℃ほど、pHは6.5ほどでした。気温は30℃位でした。 (pHは7.0が中性なので、やや酸性です)

《藤森神社》手水舎

《不二の水》が出ている石組み

《不二の水》2ヶ所から流れ出していて漏斗(じょうご)も置かれている

《不二の水》の説明

《京都のおいしい水》についての注意事項などはこちら

 《京都のおいしい水》シリーズで紹介している判断基準を紹介しておきます。

・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。

 従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。

《京都のおいしい水》の地図

より大きな地図で 京都のおいしい水 を表示


posted by 京都情報 at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 京都のおいしい水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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