平安時代の貞観4年(862年)に、境内から病気に効く香り高い水が湧き出た事から清和天皇が《御香宮》と名づけられたと言われており、徳川家代々の産湯にも使われた霊水です。 《御香宮神社》の《御香水》は明治時代に涸れましたが、昭和57年(1982年)に復活し、昭和60年(1985年)、環境庁の名水百選にも選ばれています。 国道24号線から鳥居をくぐって境内に入ると、右手に駐車場があり、右手方向に歩いて行くと左手に手水舎がありますが、ここには「この水は水道水です。御香水は本殿向かって左側にございます。」という注意書きがあります。 《御香宮神社》の境内を歩いて行くと本殿があり、本殿の左手に《御香水》がありました。 すでに大量に水を汲んでいる人が1人いて、次から次に水を汲みに来る人がいましたが、注ぎ口が2ヶ所あり、適当に譲り合っていました。 水温は20.2℃ほど、pHは6.6ほどでした。気温は30℃位でした。 (pHは7.0が中性なので、やや酸性です) | |||||
《御香宮神社》の境内
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《御香宮神社》の本殿
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本殿左手の水汲み場
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《御香水》水を汲みに来る人は多い
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注ぎ口は2ヶ所 《京都のおいしい水》についての注意事項などはこちら |
・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。
従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。
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