2009年08月08日

田中実盛堂《京せんべい専門店》

《田中実盛堂》

ショーウィンドウ

《京絹巻》とモデルとなった糸巻きのミニチュア

 《田中実盛堂》は大正10年(1921年)創業の手作りの京せんべい製造・直販のお店です。 《田中実盛堂》の場所はこの辺で、今出川七本松を上がって1つ目の信号を西に入った南側(2〜3軒目)で、北野天満宮と千本釈迦堂の間あたりにあります。

 お店には他にお客さんはいなかったので少し話しを聞いてきました。 まず、《京絹巻》という中に白い飴が入っていて、外にせんべいが巻いてあり、お菓子は織機の糸巻きをモデルにしたものだそうです。 他に《白味噌松葉(白味噌を生地に練り込んだ松葉状のせんべい)》《生姜せんべい(生姜味の砂糖が付いたせんべい)》《ピーナッツ玉煎(ピーナッツが中に入ったせんべい)》などが人気があるそうです。

 その後、店の奥のせんべいを作っている所の写真を撮らせてもらったり、ご主人の写真の撮影も了解を得られたので撮ってきました。 それで買ったのは、割れたり形の悪い色々な種類のせんべいが入った『徳用1袋250円』です。 自分が食べるのは、これで十分だし、色々な種類が入っているので『味見』にもピッタリです。

 お店の営業時間は10時から17時までで、日曜が定休日ですが、臨時で休む事もあるので、遠方から来店する人は事前に「075−461−1490」に電話をして確認した方が良いそうです。 通信販売はしておらず、基本的に来店して購入という形です。

 さて、『徳用1袋250円』を買って、色々な種類のせんべいを食べた印象ですが、「昔ながらの味」という感じで『ピーナッツ玉煎』は定番で飽きない味です。 せんべいなのでかたく、最近の子供はかたい物を食べなくなったので顎の不完全だと言われているので子供には良いでしょう。 しかし、これから高齢化社会になる事を考えると高齢者向けの食べやすいせんべいがあっても良いのではないかと考える所です。 伝統のあるお店も「伝統を大事にしながら新しい試みも忘れない」という姿勢も必要のようです。

店の奥のせんべいを作っている所

ご主人と店内の様子

徳用1袋 250円

店の案内のチラシ

posted by 京都情報 at 21:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | お菓子屋・パン屋の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてコメントします。
京都旅行が唯一の楽しみな
神奈川県人です。

京都は奥が深くて
何度行っても飽きる事がありません。

しかしそうそう仕事を休む訳にもいかず
このブログで
京都への想いをなだめております。

なかなかコメントできませんが
楽しみに読ませていただきます。

それにしても
京都の水の美しさは
驚嘆に値します!
Posted by 大和 at 2009年08月08日 21:17
 色々な人に読んでもらっているのですね。
アクセスを見ながら紹介するネタを考えているのですが、
「250円弁当」や「業務スーパー」などに意外と
多くのアクセスがあるので、そういうネタも多いですが、
遠方の人にも参考になる情報も提供して行きます。
私もこのブログで紹介する為に調べて、
始めて知った事や始めて行った所も結構あります。
お盆休みに雲が畑あたりにも行って来たので、
そのうち、紹介します。お盆休みの最終日に
右手をケガしてしまったのでちょっと待って下さい。
Posted by 京都情報 at 2009年08月17日 00:40
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