2009年08月06日

城南宮(菊水若水)《京都のおいしい水 第8回》

《城南宮》の鳥居

城南宮の手水舎《菊水若水》

 別の所に行くつもりだったのですが南の方に行き過ぎたので《城南宮(菊水若水)》に立ち寄ってみました。 城南宮は名神高速の京都南ICの南にあり、国道1号線にも面していますが、境内の中は静かです。 城南宮の場所はこの辺です。

 国道1号線から入ると鳥居があり、鳥居をくぐると右手に無料駐車場があり、まっすぐ進むと左手に《手水舎》があります。 《手水舎》の2つの手水鉢に勢い良く水が注がれていて、その横に《菊水若水》を説明する駒札があり、ここに『城南宮の菊水(延命水、若水ともいう)の井の水を飲むとあらゆる病が治るというので・・・』と書かれていました。 ここに来るのが目的ではなかったので1リットルのペットボトルしか持って来ておららず、20秒ほどで1リットルのペットボトルがいっぱいになりました。 手水舎の反対側に行くと『菊水若水の送水は朝八時三十分〜夕四時三十分』と書かれていました。

2つの手水鉢に注がれる水

《菊水若水》の説明文

菊水若水の送水は朝八時三十分〜夕四時三十分

 境内を歩いてみると、知らなかった事が、いくつかありました。 まず、《鳥羽伏見の戦跡》と書かれた駒札があり、『鳥羽伏見の戦の始まった所』『鳥羽ではこの付近、伏見では御香宮の付近に陣をかまえた』と説明されていました。
 本殿の前に『城南宮が鎮まる鳥羽は一寸法師上陸の地です』と書かれた一寸法師の立て看板が置いてありました。(一寸法師はおとぎ話ですけどね)
 京都は歴史のある町なので、こういう逸話はあちこちにあります。

《鳥羽伏見の戦跡》と書かれた駒札

本殿の前の一寸法師(城南宮が鎮まる鳥羽は一寸法師上陸の地です)

城南宮の本殿

本殿で祈祷中

城南宮の神苑《源氏物語 花の庭》(有料なので今回は入っていません)

全硬度《50〜100》

【追記】
 (2010.7.4) に城南宮に行った時に「水温」「pH」「全硬度」を測定してきたので紹介しておきます。
 全硬度は《50〜100》です。 水温は19.1℃ほど、外気温は29.5℃ほど、pHは7.4ほどでした。(pHは7.0が中性なので、ややアルカリ性です)
 ここの水は濾過機械を通っているそうですが、通常、濾過機械を通ると水温は少し上がるものですが、それにしては水温は低いです。

 《京都のおいしい水》シリーズで紹介している判断基準を紹介しておきます。

・特に断りなしに2〜4リットル程度の水なら自由に汲んで持って帰れる。
・(お賽銭以外)特に料金はかからない。
・近所の人も水を汲んで持って帰っているという噂がある(飲用可を保証するものではありません)。

 従って、『名水』と言われている中でも『現在、飲用不可』となっているものがあるので、事前事後に調べて『飲用不可』とわかったものは除外しています。 しかし、ここで紹介したからと言って『飲用可』を保証したものではありませんし、「井戸水や湧き水は沸かしてから飲んだ方が良い」とも言われており、その様な注意書きがある場所もあるので、その辺も自己責任で判断して下さい。 また、拝観料を払わないと水を汲めない所も除外しています。

《京都のおいしい水》の地図

より大きな地図で 京都のおいしい水 を表示
posted by 京都情報 at 21:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 京都のおいしい水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。